特定健診とは？
２００８年春からの医療制度改革の基本的な考え方の一つに、生活習慣病に対する予防の重視があります。
現在、中高年の男性を中心に、肥満者の割合が増加傾向にあります、そして肥満者の多くが、糖尿病、高血圧症、
高脂血症等の危険因子を複数併せ持ち、危険因子が重なるほど心疾患や脳血管疾患を発症する危険が増大します。
このため、内臓脂肪症候群（メタボリックシンドローム）該当者を対象に、運動、栄養、
喫煙面での健全な生活習慣の形成に向け保険事業者を主とした健康診断を実施し、その結果を基に、
必要度に応じた効果的な保健指導をおこなおうというものです。
- 40歳以上74歳以下の医療保険加入者が対象となります
- 「基本的な健診項目」（すべての対象者が受診）と
「詳細な健診項目」（医師の診断により受診）があります
| 項目 | 検査内容 |
|---|---|
| 基本的な健診項目 |
１．問診（生活習慣、行動習慣） ２．診察（理学的所見） ３．身体計測（身長、体重、腹囲、肥満度、ＢＭＩ） ４．血圧 ５．血液検査（中性脂肪、ＨＤＬコレステロール、ＬＤＬコレステロール） ６．肝機能検査（ＡＳＴ、ＡＬＴ、γーＧＴ） ７．血糖検査（空腹時血糖またはＨｂＡ１ｃ検査） ８．尿検査（尿糖、尿蛋白） |
| 詳細な検査項目 |
１．心電図検査 ２．眼底検査 ３．貧血検査 |
